服部大次郎の日々雑感2024⇦2006

tomatotiger8.sakura.ne.jp

松涛学舎

イメージ 1
当時、佐賀県出身者の学生寮・松涛学舎に入ってるという県出身の学生がいた。
そんなこともあって、また「しょうとう」という響きの良さにもふらっと行ってみることにした。
渋谷道玄坂109を左へ上って松涛美術館を目指したが、かなりの遠回りであった。
帰りはそばの鍋島公園を下ると、何のことはない、東急のブンカムラ、ミュージアムに出た。
文化村から行くのが断然近いのであった
閑静な住宅街に松涛美術館はあった。
野外音楽堂のような正面だが、内部の造りはすばらしい。
三階までの吹き抜けの下には照明噴水とかわいらし空中通路がある。
噴水そばの部屋でイーゼルを立て絵画教室が行われていた。
6回通って¥1500とはエライ。
日本画の田淵俊夫展があってた。
最近作の1000号を越える大作2点の水墨画は圧巻。東北大震災の鎮魂であるのだろう。
伝統的日本画法を踏襲しつつも鋭い線が植物、風俗、風景をポップにしている。
71歳、まだまだこれからといった境地であろう。
さて本題である。
鍋島の藩校としての松涛学舎がどこにあったかということであるが、美術館ではなかった。
美術館のそばには鍋島公園が健在で、人々がくつろいでいた。
渋谷駅から10分、、ここには街の喧騒とは無縁のようにしずかだ。車もほとんど通らない。
当時、松涛学舎が、無くなったと聞いてはいたが、武蔵小金井に移り新築され、
今も県人学生の寮として活躍しているとのこと。
後でネットで調べたら、NHKよりの観世能楽堂が松涛学舎のあったところと判った。