クリニックの絵画の後、有明海沿岸をまわり戸ヶ里漁港へ行く。
堤防の下の田んぼでは稲刈りが始まっている。すべてが一刻として止まらないのだ。
田んぼを抜け漁港の土手を上がる。
漁船もなくがらんとしている風景を想いて見れば、驚いた。
陸に上がっていた漁船がすべて河口船着場にもどっている。
多くの船に海苔養殖の支柱がどっさり積み込まれている。
満潮だし漁業のみなさんは出てきていないが、支柱の積み込みをしている漁船はある。活気がでる季節である。
長い沈黙を破ってすべてが動いている。
家にこもりっきりだと外のことは判らず、外にばかりいてもはかどる物もはかどらないし。コレ秋というものだろう。
