服部大次郎の日々雑感2024⇦2006

tomatotiger8.sakura.ne.jp

白髪一雄記念室

イメージ 1
大坂から阪神電鉄で尼崎へ。
尼崎駅を出て通りに出ると茶色のビルのてっぺんに”あましんアルカイックホール”の看板がひときは目立ち、探し歩くまでもなかった。
ここの総合文化センターには白髪一雄記念室がある。
具体美術で活動した尼崎出身の前衛アーティストである。
1924年尼崎市生まれ~2008年逝去。
天井からつるしたロープを支えに床に広げたキャンバスに素足で絵を描く人といえば知る人も多かろう。
小さなギャラリーではあるが、白髪氏の作品、デッサン、スケッチブック、書籍、写真など4000点のコレクションを中心に随時作品が入れ替えられているという。
数は少ないが1960年~1980年代の実験的絵画やオブジェが展示してある。
他にお客はなく、済まないように伸び伸びなる。
受付のお姉さんが制作風景のビデオを流してくれた。
映像でしか見たことないが、絵の具の足混ぜ滑りはポロックもビックリだろう。
プロ用の大型絵の具チューブをハサミで切り開き惜しげもなくキャンバスの上に落とし、足を滑らし描いていく。
絵の具を出したり作家の足を拭いたりとあうんの呼吸の助手さんは多分奥さんであろう。
そして5時閉室、お姉さんにワルイのでビデオの途中でギャラリーを出る。