服部大次郎の日々雑感2024⇦2006

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青森県立美術館

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そしてお次は青森県立美術館へ出発。
開けた丘の上に巨大な白亜の平たい箱が横たわる。
白いオブジェにも見えるが、それが青森県立美術館である。。
そばで見ると煉瓦壁に白ペンキが塗ってある。
丘の地下2階が美術館になっている。
地中美術館もあれば空中美術館もある。
少年時代を青森の五所川原で過ごしたという工藤哲巳展が開催中である。
リーフレットによれば、「大坂国立国際美術館と東京近代美術館との共同企画による本店は青森県立美術館の42点を含め、国内の主要美術館や故個人所蔵する作品、さらにニューヨーク近代美術館など海外美術館・コレクターの所蔵する作品を集め、日本初公開を含む約200点の作品と記録しゃしんをはじめとする豊富な資料で駆動哲巳の全貌を包括的に紹介する大回顧展です。」とある。
内臓のような物体と屍のような人の顔や手が鳥かごの中に増殖するという作品が大量にあるかと思えば、はじめてみる立体物や男女の性器やらがエイリアンどころのおどろおどろさを超えて一触即発の反標本として見える。
気持ちワルくはあるものの体内の中枢部では同調反応あり。
むずかしく捉えるよりも、かつてのお化け屋敷と見てもイイ勝負である。
別室にはこれまた青森出身の奈良美智のコーナーがあり、ほっとするのもつかの間、巨大な”あおもり犬”には驚くよりも笑い顔になる。
天井のない空間に白い犬が一匹。あっけらかんと現代である。