服部大次郎の日々雑感2024⇦2006

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吉岡徳仁展‐トルネード

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佐賀出身(1967年生まれ)のデザイナー吉岡徳仁さんの佐賀での初展覧会。
佐賀県立美術館リニューアル記念展でもある。
同じく岡田三郎助の所蔵品を集めたOKADA-ROOMの新設記念展もある。
吉岡徳仁展オープン前日の内覧会とは言え、ものすごい人数である。
エントランスから人々があふれていたのではないか。
テープカットの後、徳仁さんを先頭にトルネードのストローの小路を入場。
満員電車並みの混雑。ストローの山々が覆いかぶさり、掻き分けるように進む。
徳仁さんは全作品を前に発想の思い付きなどを解説されているようであった。
やっと聞き取れたのが「スカーフの美しさは風になびく時だと思います・・」。
おじさん、おばさんも多いのだが、それにも増して若い男女がたくさんいたのには
驚き。県内外からファンも来ている様で、都会の美術館のようでもある。
ストロー数百万本が美術館の3つの部屋を埋め尽くすトルネード。
霧やもやがかかったようにも氷の中を歩いているようでもある。
大量の透明のストローがr複雑に絡み合い、層を成し堆積となる。
そして、トルネードの中に過去の作品たちが息づくと同時に観客も取り込まれ、
一部となっている。何の一部であろうか。
いろんな時間や空想を思い巡らす。
九州では初めて、佐賀の美術館にしても(何を血迷ったか)と思うぐらい画期的な展覧会である。後もどりせずこのまま突っ走って欲しい。
東京や海外では有料であったはず。
ここ佐賀では無料。何度でも見に行ける。