服部大次郎の日々雑感2024⇦2006

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第9回韓日グローバル重鎮作家交流展

第9回韓日グローバル重鎮作家交流展

白(ペクゥ)先生には大変世話になった。

2日間、作家のムン(moon)さんと朴(パクゥ)さん、女性のドライバーが川の中州にある現代美術館や多大浦(タデポ)海水浴場での海の祭典に案内してもらった。

釜山より下(南)に位置し初めての場所であった。

やっとスケッチも少しできた。

http://ivorylamb1.sakura.ne.jp/pusan.htm

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海に捨てられたものや漂流物をセメントの50体ぐらいの人型の中に埋め込んでいる。

真新しくはないが、自然と一体化するように自然にやっているところがいい。

現代美術館も海の祭典の佐賀では舟一朝さんがすでにやってしまったような作品、概念ではあるが、美術館の広い空間自体が心地よかったり、ビーチと人との関係を額縁抜きで自然にやっているところがアート以前を感じさせて自然と人間を実感する。

韓国の美術は日本よりは若干遅れるけれど、小さな子供たちを取り込み、見せて体感させている辺りは日本をしのいでいる。子供たちがかかわる風景を50年前にヨーロッパ諸国でもの辺りにし戸惑い、こころ踊った。日本では監視が先走り、それを閉鎖的にしている。クラシックのコンサートとは美術アートはちがうのである。コンテンポラリー(現代)美術は極端な話、触り、倒し、壊したってイイのである。

実際にボクの個展でもセミの抜け殻のオブジェを3体置いていたのであるが、子供の姉と弟は抜け殻で遊びだし、それを阻止する作者はタダの大人であった。と感じた瞬間に好きなようやらした。子供の親はそのにはいなかった。壊れてはいくが、なんだかうれしかった。コンテンポラリーと言うならば、子供が触っても壊れても大丈夫な概念であるべきだろう。