「セントアンナの奇跡」2008年。
監督:スパイク・リー
平凡なアフリカンアメリカン(黒人)の郵便局員が客を射殺する不可解な事件が発生。この事件の背景には第二次世界大戦中のイタリアでのとある出来事が隠されていた。
アフリカンアメリカンだけで組織された4人の兵士は部隊からはぐれ、イタリア人の少年を保護するが、ナチスの脅威はすぐそこまで迫っていた。
ラスト、元郵便局員は大金により保釈され、ある人と会うためにビーチへと向かう。
「あの時一人の少年がいた」
「あの少年が私です」
「アンジェロ?!」
真っ青な空と海。白いビーチ。
「ショーシャンクの空に」(1994年 監督:フランク・ダラボン)
のようなラストだなと思いながら、ボクはもう一人のアンジェロ氏を思い出していた。
1969年ストックホルムのレストランで働いていたころ優しく接してくれた
イタリアンバンドマンのアンジェロさんである。
彼はいつもレストランに来ると真っ先に「ダイジロ」と声をかけた。
寒いだろうと、あったかいセーターなどを持ってきてくれた。
正月、アンジェロさんの車に乗ってアンジェロさんの家へ招かれた。
赤ちゃんがいて奥さんは日本人の「富士子さん」。
イタリアのクウネオという町の出身だったのか?
アンジェロ・クウネオさんだったのか?楽器(ギター)は何をやってたのか?
記憶もおぼろになっていく。
オンジェロさん、ダイジロは元気です。
「セントアンナの奇跡」のラスト(2008年)
「ショーシャンクの空に」のラスト(0994年)
アンジェロ ファミリー1969年ごろ
1969年 ベルギーにて 服部少年