服部大次郎の日々雑感2024⇦2006

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青幻記

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くすり屋で抽選をする。鉦を構えた威勢のいいお姉さんが相手だったが、見事に「スカ」。 靴屋でサンダル、スーパーで箒を購入。 種をまいた花がどんどん芽を出す。春でもないのにうれしくなる。 声がするので外を見ると少年とおじいちゃんが歩いていた。 キャップをかぶった少年が小走りにやってきて十字路の安全を確かめている。 後ろから、帽子と白い靴のおじいちゃんが、「○○、アブナイよ」?と声をかける。 登校するときのしぐさと明らかにちがう。重さがなく軽い足取り。 どこかで見たような風景は、子供のころのボク自身でもあった。 長い夏休みの中の数少ない出来事。 バスに乗ったり、電車に乗って、大人のお供をした。 たのしいことばかりではなく、墓参り、親戚の法事と言う道程のしぐさである。 お盆もあったり、夏休みは人の死に関わる時間でもあったのだ。 やるせないあの感覚はいやな辛いものだけど、遠くに見ると、あってよかったとおもう