服部大次郎の日々雑感2024⇦2006

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サソリとカエル

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 二日酔いだ。 S子さんを駅まで送る。今、アルコール検査をされたら、酒気帯び運転だろうな。 だから、今日は大人しく家で大の字になって、普段見ないテレビなどを見ていた。  


「クライング ゲーム」1992年 イギリス  監督 脚本 ニール・ジョーダン  出演 スティーヴン・レイフォレスト・ウィテカー   


英国軍に捕らえられた仲間たちを釈放するための人質として、黒人兵士ジョディ(フォレスト・ウィテカー)がIRAの一団に誘拐された。アジトに幽閉されたジョディの見張りにはファーガス(スティーブン・レイ)という男が当たった。二人きりで過ごすうちに、いつしか彼らはお互いに友情を抱く。ジョディはファーガスに「あんたは親友だ。それがあんたの性なんだ」と語る。そして続ける。 ジョディ 「人間には2種類ある。 与える者と奪う者、2つのタイプに分けられる。 サソリ型とカエル型。 川を渡りたがってるかなづちのサソリが、カエルの背中に乗せてくれと頼む。 カエルは、君を乗せたらボクを刺すに違いない。 サソリは「ボクが君を刺したら両方とも溺れてしまう」 カエルはしばらく考えて納得しサソリを背中に乗せ勇敢に川を渡りはじめる。 だが、半分まで来たところで強烈な痛みを感じ、自分がサソリに刺されたことに気づいた。 徐々に沈み始めるサソリとカエル。 カエルは叫んだ。 サソリ君、何故ボクを刺したんだ?溺死すると分かっていながら・・。 サソリは答えた。仕方ないんだ。これはボクの性(さが)だから」。 ファーガス 「何が言いたい?」 ジョディ 「話したままさ」。  脚本賞を取っただけに脚本がイイ。ジョディの彼女もイイ。