服部大次郎の日々雑感2024⇦2006

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元気なばあちゃん

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朝、再び美術館へいき、「作品R5」の写真を撮る。 そこへ、老人ホーム(きすいえん)のお婆さん方が車椅子に乗ってぞろぞろやってこられた。「作品R5」の前で「これは何を描いてあるんでしょう?」とスタッフが質問すると「鉛筆・・」と答が返っていた。 スタッフの女性と知り合いだったことから、みなさんと一緒に記念写真を撮ることになった。ありがとうございました。  そしたら今度は、その横からボクの顔を覗きこんで「何してんの・・!」とご婦人だ。 よく見ればR一先生のお母さんではないか。 友人の展覧会を見に来たけれど、日にちをまちがえたみたい、「コーヒーでもどう・・?」と誘われ喫茶に入る。 「暑いですね、大変でしょう」と言うと「いいえ、暑いのは当たり前でしょう」と言われ、期待した常套句が通用しないのであった。 「おいしいミカンがあるのよ、家まで車に乗せていって」と言われ、本庄のお宅へ。 一人暮らしをされているのだ。ミカンの箱を抱いてもどってこられた。「奥さんと食べなさい、おいしいよ」。 再び美術館へお送りする。美術館まで自転車で来られていたのだ。「私はどこへでも自転車なのよ」と今度は街の方へ向かわれた。自転車の荷台には何かが入った段ボールの箱がしっかりと荷作りされていた。 健康で、美味しいもの食べて、周りの人に感謝してと人生をたのしんでいらっしゃる。暑いと言わない大正生まれの82歳。  家のばあちゃん(母)が島田洋七の「がばいばちゃん・・」の本を買ってきてくれと言うので、ついでに、定ばぁちゃんの分も買う。もう、大正生まれは・・・・。