服部大次郎の日々雑感2024⇦2006

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やこ路

八女から南関にく。 いつものルートとはちがう。山の間の村々を抜けていく。 こんな谷間の村に戦後の情緒があるのはどうしたことか。 八女は広いと言うか、もう熊本県にはいっているのかもしれないが・・。 山をどんどん上る。道が狭くなる。対向車が来たらどうなる。暗い森を抜ける。まだ、道は上へといく。今さら引き返せない。Uターンできない。 広くなったところで、やっとトラックとすれちがう。 下ったかとおもうと、また上っている。野狐(ヤコ)に取り憑かれたか。同じところを回されているような気がする。 てっぺんに子供の遊具とキャンプ場があった。人などいない。こんな不便な道をだれが上ってこようか。 やっと、集落が見えてきた。地上に出れた。 立花から山川と言うところに抜けてきたようだ。見慣れたミカンロードに出た。ミカンを形どった黄色い外灯が並ぶ、柳川から熊本に向かう山川ミカンロードだ。 南関に出るどころか、狐につままれたようだ。 こんな村二度と来ることもなかろう。今日のところは引き返すとするか。  
急いで、絵画クラスに駆けつける。若者がいた。中学生の新入生であった。