服部大次郎の日々雑感2024⇦2006

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サンライズ、サンセット

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夕暮れに出かけた。 稲こづみを見付け見物。 昔はもっと高く積んであったとおもうのだが・・。 日焼けしたお百姓がやってきた。 「何か調査しよんさっと?」 「絵ば描きよります、ところで米はどがんですか?」 「なーんも無かよ」とにこっと笑い、おっちゃんは、コンバインを入れるためのスペースを作るため、ばあちゃんとカマで稲を刈るのだった。明日の準備であろう。笑うしかない・・実なしの稲を刈るのである。 陽が落ちるときの逆光の薄暗さはたまんない。 ミレーでもあるのだが、同じ風景が俄然饒舌になったような、ほってはおけない時間帯である。 光と影と言うものはすごいやっちゃ。 この時間帯をマネルのが映画。 レンブラントの陰影にも通じるが、出所はサンライズ、サンセット。 同じようで、これが、毎日異なる。最高の瞬間はめったにないけど、映画では、昼のシーンにまでサンセットサンライズの効果を多用する。 映画では八割が照明で決まるんではないか。人の感情を揺さぶっているのは音や演出以上に照明なのだ。 そんな自然の中に動くシルエットは農繁期のお百姓さんたちと鳥。