服部大次郎の日々雑感2024⇦2006

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位相のポケット

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写真には撮っている出品予定の作品がない。どんなにさがしてもない。そんなことがあるはなずい。この間までここにあったのだ。1時間が経過・・。もう一度丹念に全ての作品をチェック。「あったぁ」やはり、狐でも夢でもなかった。探し物って、こんなものだ。すーっと、現実なのに異次元が現実にクロスオーバーする瞬間みたいな、周りの者に気付かれない焦燥が安堵にコラボする時点にて終了。両面に描いていた絵で裏側に隠れていたのであった。もし、見つからなかったら、世界の七不思議、あれは幻覚だったのか、しかし、現実の写真はどうなると、神がかり的なことをもちだして、でも、まだ尚納得できず、後まで引きずることになるのだろう。UFOもツチノ子も見たのだが、そこには写真がない。小学2年のときボクとKは墓場の塀の上から川を見降ろしていた。川岸の土の上に焦げたような丸太ん棒が転がっており、やおらその丸太棒は赤い舌を出しながら動きだした。蛇行もせず棒状のままくさむらに姿を消した。ふと我に返ったボクらは急いで川に周り、くさむらをさがしたが、見つからなかった。青大将はじめ蛇などいくらでも見ていた。そのどれともはるかに違った。ツチノコが日本中で話題になったとき、忘れていたあの蛇がツチノコではないかとおもえてきた、しかし何の証拠もなく、時とともにボケもはじまり、妄想なのかとおもったりもして、・・。しかし、知らずにイイことは一生知らぬでよし、なまじっかかじるとろくなことはない。映画にはよくある不思議な世界。そのことは「神になった蛇」と題して南方熊楠さんの「十二支考」の<異様なる蛇ども>を引用し、初期の記憶の風景にも書いた。「・・頭尾均等にして尾尖らず。槌の柄なきものに似たり。故に俗呼びて野槌と名づく。・・」(和漢三才図会)と絵まで載っていた。さて、本題に戻る。その作品だが、当時オープンしたるーゑに飾っていた絵の裏側にあったのである。これも何かの縁なのかも・・両面が見られるように展示しよう。