服部大次郎の日々雑感2024⇦2006

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ぶらぶら通り門

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お寺の法要を済ませ、佐賀駅のホームで白いかもめを待っていると、別の電車が到着しぞろぞろと乗客が降りて来た。そして、一人のおっちゃんがボクの側面から声をかけて来た。お久し振りの小城のRちゃんだ。「Oちゃんと合流して踊りを見にいくとよ・・」「ああ、あの呑み屋の女将さんの・・」。続いて白いかもめが入って来た。そうか、後で彼らは宴会だろうから、電車で来たのか・・、ボクらも後で呑むんで電車だ・・とぼんやりと田んぼを見ているうちに白いかもめは博多に着いた。


博多歌舞伎座の前から川端商店街を歩く。一時期衰退した商店街が歌舞伎座やリバレインの再開発で活気を取り戻している。昔の商店のよさを残し再生している。商店街を抜けたところに櫛田神社裏門がある。そばに「うろん屋」があったので入る。歴史がしみこんだ昔ながらうろん屋である。店内には山笠の絵やグッズが飾ってある。 ”山笠のあるけん、博多たい”というところだろう。 ”うろん”は美味い。甘くもなく塩っぱくもなく、代々守り抜いて来たというような風格の味。生ビールでつるんつるつる、出汁まできれいにたいらげた。さすがに、うどんじやなくて、「うろん」であった。「法世さん、お櫛田さんになんばお祈りすっと・・、とおりもんば持っていかんね」と冗談を言いながら裏門を上った。こじんまりとした綺麗な神社である。参拝者がゆったりと行き交い、手洗い場の水を口に含んだり手を洗ったりしている。巫女さんがお守りやおみくじを売ってる。飾り山笠展示場には「只今山笠の準備中」の立て札があり、空っぽだった。再び商店街へ戻る。菓子屋にとおりもんの試食が置いてあったので、爪楊枝で一かけらをいただき、ここでも例のCMの台詞を言うバカであったが、店員さんは笑ってありがとうございましたと・・。


歌舞伎座前に戻り、何かやってるだろうとお隣のアジア美術館へいく。モダンアート展が開催中であり、遭遇した知人によりフリーパスであった。この団体を見るのは初めてである。名のモダンにしては大人しい内容である。デザイン部門が充実している。先日「大学を退職しましたと・・」と葉書きをいただいていたていた宮木英幸さんと奥さんのビジュアル作品が花となっていた。


美術館を出てまた歩く。博多川沿いのカフェに寄っては一服そしてまた歩く、新天町でサングラスを買う。客が入っていないメガネ屋は3万円から・・高い。客の出入りのあるメガネ屋は5千円から、もちろん後者で、UVカット99パーセント。Gトアールのそばまで来る。先週までM君が個展していたのだが、残念。昨年もこうしてぶらぶらしていてトアールでM君の個展見ている。 1年が経ったのだ。日差しもなく肌寒いくらい。ぶらぶらと歩くにはイイ天候だった。よく歩いたウォーキングにもなった。後はごゆるりとやって下され。