服部大次郎の日々雑感2024⇦2006

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佐賀県展

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Hご夫妻と老舗のちゃんぽん屋へいく。そういえば、出迎えた日もちゃんぽんだった。Hさんは毎日でも食べたいと・・。世界を駆けまわっていらしても純佐賀ん者ん。皿うどん食して、佐賀空港へ。空港レストランも奥の部屋まで開けての大繁盛。こんなこと開港当時以来のこと。お疲れさん、それでは、また、バイバイ。


夕方、開催中の県展を見る。洋画の部屋でカラフルなモダンな絵があった。誰だろうと近ずいて見ると・・真子さんではないか。ボクが撮った写真が故人としてキャプションに添えられている。パイプ以降の真子さん、絶頂期の作品である。この一点・「それでもなお」で真子さんの才能、技術、エロチシズム、時代性などを見ることができる。ボクが審査員なら一席にするところであるが、審査対象外の遺作になってる。山崎正之くんも来年のこの場所での個展に向け始動、高揚している迫力の「漏斗谷村・三代・円」は充足。本田光男さんのナビ派的「長い時間」は、分割された色面の畑に牛キャラが配置されユーモラス。ご当地ではユニークな一点である。松原由佳さんのミクスドメディア「唇から蝶2」も存在感ありました。発展途上これからまだまだ迫力が増すでしょう。日本画の一席・桜木淳子さんの「をりかみ」は日本家屋の障子の部屋で幼子が折り紙で遊ぶ情景をきらびやかに、しかも情念を込めての平面化に成功。地に足を着けた今回のエポック的な一点。佐賀美術界の変革、動向への活力となるだろう。