服部大次郎の日々雑感2024⇦2006

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映画いろいろ

梅雨のような一日。
♪ピンポンと玄関に出てみると、前の広告代理店のお兄さんだった。
庭のナンテンの葉が撮影に必要なのでください、とのこと。
「はい、どうぞ」。


イメージ 1「聞こえるのは君の歌声」2000年 監督:サリー・ポッター。
はじまりがよかったので見ていた。内容はしっとりと重厚、しかし、山場、見せ場がない。狙ってそうしたのだろうが、後半ダレたね。女性監督だからということでもないだろうが。
「1735km 」2005年 監督:グエン・ギエム・ダン・トゥアン。
ベトナム映画である。知り合った若い男女がお金を盗られの貧乏ロードムーヴィー。
これこそ、見せ場もないが、からっとすがすがしく、どこかなつかしい。人間の本質を抑えての映画である。
ベトナムの希望というか明るさがつまっている。
猟奇的な彼女」2003年監督:クァク・ジョヨン。
これまた現代の若い男女の韓国映画である。
しつこくくどい辺りは最近の日本映画そっくり。
どこにでもあるような作りごとの青春モノ。
見るならベトナムの「1735km 」である。
父親たちの星条旗」2006年 監督: C・イーストウッド
硫黄島の戦い”2部作の一本目。日本人として見なくても「硫黄島の手紙」がイイ。
硫黄島の手紙」もそうだったかも知れないが、モノクロに近いカラー作品。セピア色の懐かしさ、郷愁とはちがう。
夕暮れ時の佐賀の干潟の風景である。
地獄の黙示録 特別完全版」
朝焼けに出撃していくヘリ部隊の映像だけでもしてやったり。コッポラ監督が乗りに乗ってたころである。
いい加減さはあっても創るってことは妥協を寄せ付けない。
ラストは神殿が砲火に炎上瓦解し、ジム・モリスンの♪THE ENND
♪が流れる劇場公開版の方が好きだな。
ディレクターカット(完全版)では最初のシナリオ通りに戻してある。コッポラ監督のこだわりか?