服部大次郎の日々雑感2024⇦2006

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六郎太

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朝、昨夜たいた鳥釜めしを食べていると歯が欠けた。
鏡で見るとお歯黒のように隙歯になってる。
これはいかんと、歯医者さんへ直行する。
待合室には腰の折れたおばあさん一人。
タクシーがおばあさんを迎えに来るが、おばあさんは、90度に折れ曲がったままドアから顔を出して、「家を知ってる人を呼んで」くれるよう頼んでいる。一人暮らしのようでたいへんのようだ。
そこで、ボクは診療室へ呼ばれたのだが、前のシートにいた患者さんが終わって帰際にボクの名前を呼ぶ。
当院の弟のSさんであった。
ボクの歯欠けもいつもより長くかかったようだけど、これで一様終わりましたからと看護婦さんが言う。へー、よかったよかった。
表でSさんが車に荷物を積んで帰ろうとされていた。
「あちらへ来られた時は寄って下さい」
今は、仕事を離れ、南阿蘇雄大な景色の別宅で奥さん共々のくらし。
家の鏡で歯を見るとそこだけが真っ白。
「(真壁)六郎太、男前が上がったぞ・・」。
刺し歯でもなし、日進月歩である。