服部大次郎の日々雑感2024⇦2006

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フェルメールからの手紙

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昼、仙台に来た。
駅前がすっかり変っている。
幾本もの空中歩道が駅前広場を覆っている。
地下食堂街でビールと天丼をやりながらネット検索すると、
宮城県美術館で「フェルメールからのラブレター展」が開催中。
今日は月曜日だが、期間中無休とある。
タクシーの運転手さんは走りながら、街の説明をしてくれるが、土井晩翠の生家だけはよくわかった。
広瀬川を渡り、見覚えのある広大な森が見えてきた。青葉山公園である。
今回はその隣の公園にある宮城県美術館である。
立派な美術館である。ロビーが広すぎるくらい。レストランではたくさんの人が食事してお喋りしている。
チケットを買い2階に上がり入場。
ゆったりした空間である。
東北でフエルメール展が開催されるのは初めてのことだと。
九州でもまだ一度もない?
観客で混雑するでもなくじっくり見られた。
これが東京だったら大変だろう。行列になるとにわかに鑑賞欲が消滅し、一瞬見るに終わことがしばしば。
フェルメールの作品も3点あり、小さいけれど見ごたえがある。
フェルメールはブルーを多用するが、アフガニスタンの鉱物ラビスラズリを原料としたウルトラマリンとのこと。
かつて新聞に掲載されていた初めてみる見るフェルメールの作品「手紙を読む女」だったか?に衝撃を覚えたことがあったが、まだ本物は見ていない。あれは最高だ。
生涯、30点ぐらいの作品しかなく、何者なのかも謎。
贋作も多いというが、よほどの腕がなければ、不可能だろうが、下手な贋作が本物としてまかり通ったこともある。
フ今回の作品の中にフェルメールに勝るとも劣らない画家のファミリーがいた。
フランス・ファン・ミーリス(機砲肇筌鵝Ε侫.鵝Ε漾璽螢垢任△襪、テクニックにおいてはフェルメールより上かも。
これぐらいクオリティーの高い作品に出遭うともう一度挑戦してみたくもなる。監視のお姉さんに鉛筆借りてスケッチしていたら、もうこんな時間。
飛行機の時間が迫っている。あわててタクシーに飛び乗り、無事セーフ。