服部大次郎の日々雑感2024⇦2006

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久米美術館

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目黒駅前のビル8階。
初めて、やっとやって来た。昔の映画館のような入口でチケットを買い入場。
2人の観客がいた。180度見渡すと全作品が見える。中央にピアノ。
久米佳一郎が住んでいた場所らしい。
パリ、明治のよき時代の作品が30展ほど並んでいる。
青春であろうが、葛藤も抗いもないように落ち着いた絵ばかりである。
久米邦武の長男ということもあるのだろうか。一般平民とは全く違うところにいた人たちではあろう。佐賀でも鍋島、維新150年の博覧会をやっているけど、こちらは静かなもの。続いて二人の観賞者が入って来る。お客があることに驚く。
長椅子に座りスケッチしてたら、どこからともなく美術館女性が血相変えて現れ、紙と鉛筆を差し出す。ボクは「すいません、鉛筆ですよね」とペンをひっこめ、鉛筆を借りる。
どこかに監視カメラがあるのだろう。それから女性は館内で監視を始めるのたった。
このタイプの美術館スタッフとたまに遭遇するけど、最悪悪。頑張りどころが本末転倒なのである。

※”ちょっと言わせて”。
基本的に美術館では鉛筆の使用に限る。ボールペン、フェルトペンなどの液体系は禁止である。これは、昔ある展覧会で作品に薬品などをかける輩が現れたことに起因すると考えられる。
メモとかしたい人は、入場口で鉛筆を借りるのが常識だが、「鉛筆を貸してください」といっても反応がない美術館も地方に行けば結構ある。佐賀もそうだったが、最近は鉛筆を用意しているようである。
韓国に至っては全く自由である。西欧の場合もほとんどが自由であると思う。
監視するんじゃなくいかに作品を身近に楽しんでもらえるかである。
幼稚園児がぞろぞろ普通にやってこられるようにすべきなのである。
海外では昔よりそれも当たり前の風景なのである。