服部大次郎の日々雑感2024⇦2006

tomatotiger8.sakura.ne.jp

コリアンタウン

夜、新宿から新大久保まで歩いたが、着いたところは中央線の大久保。
でも、新大久保までは近かった。
ここもすごい人出である。ハングルの様々な店が軒を連ね、釜山に来たかと思うほどのコリアンタウン。
40数年前は人気も店も無い暗い通りであった。
電車賃もなくなり新宿から高田馬場まで度々仲間らと歩いて帰ったもので、変われば変わるものだ。
韓国料理屋の前で呼び込みをする愛想のイイお兄さんに誘われ店に入った。
日本人の観光客らしきお客でほぼ満席である。
店内はきれいで出てくる料理もどことなく日本人向けにおいしい。
釜山でもめったに入らない高級な店である。
マッコリで焼き肉を流すと、温泉に入ったようにほっとして、ヤンバン村で
壺にたっぷりの自家製マッコリを出してくれた少年とその母親を思い出す。
呼び込みをしていたお兄さん方も接客、配膳とてきぱきと働き、日本人よりも細かに気が効く。
在日の人ではなく韓国から来た人たちであり、日本語も上手いが、ちょっと訛る。
訊けば27歳と33歳のイケメン店長、と副店長。その自然な振る舞いがイイ。
訊きもしないのに嫁さんのこと子供の事、保育園のこと、仕事のことと、たのしく話してくれる。
あにはからんや、いやみのないほっこりする店であった。
激辛韓国ラーメンを貰い店を出ると、外は冬。
東京はまだまだ寒い。