服部大次郎の日々雑感2024⇦2006

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おしん

毎日寒い。
ストーブでも暖房でもなけりゃ、生きた心地もなかろう。
けれど、昔は、火鉢一つでなんとかやってたなぁ。
おしん」の再放送をやってるけど、ひどい話である。
当時ボクの「記憶の風景」を見て、「こんな生活、知らない」という
同年の男がいたり、「ここはベトナム・・?」という若い女もいたが、
ボクも、どこか別世界のことのように「おしん」を見ていたりする。
ちょっと前までおしん小林綾子)ちゃんみたいな女の子が周辺にいたように思うのだが、実際、愛らしく素朴な瞳の内に己を秘めた少年少女は、途上国のドキュメンタリーなどでしか、見なくなった。
というよりは、あのころが心の中には生きている。
かといって返りたくもなく、ただ、日本からあの瞳の輝きは失せた。