服部大次郎の日々雑感2024⇦2006

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ターナー展

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上野も人が多い。
美術館や文化施設が集まっているところだけに、それぞれの目的地に向かって人が流れる。
都美術館の「ターナー展」を見ることにする。
ロンドンのテート美術館のコレクションである。
となるとかつて現場で目にしているはずなのだが、印象派の作家たちのようには記憶にない。
みなさん、1点1点じっくり見られている。
列を乱さず真剣である。
水彩画、油絵、デッサンなどなど。
光あふれる大自然を原色を抑えた褐色の色合いでまてめられてる。
実際に目に見える色彩とはかなりちがっているが、
光や大気のトーンに表現は自信を持って遂行されている。
そのための褐色という感じもする。
小さいものから巨大なものまで丹念に楽々と描いてあるようだ。
とにかくうまい。
スケッチブックの一枚一枚にもきっちっとびっしり描いてある。
寝ても覚めても絵を描いていた人なのだろう。
天才であり絵馬鹿でもあろう。
外へ出ると雨が降ってた。
ぬれながら小走りに駅まで。