服部大次郎の日々雑感2024⇦2006

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開かずの扉

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絵画クラス展初日。
作品のキャプションがまだだったので、貼り付けにイバへ。
もうお客さんが見えていた。
よく来ていただくTさんである、
ホームページに載せるからと写真を撮られてた。
雨が降る中、Fさんはわざわざバスで来てくださった。
Fさんと佐賀の美術状況などについて奥座敷で話してるうちに
「あの開かずの扉はなんの断りもなく、あっけなく取っ払われたね」とFさん。
「あの時の僕らの交渉や運動は何なのだろうね!!??」・・。
リニューアルされた佐賀県立美術館の話である。
1983年美術館オープン時に行政は美術館とホールの通路に両者を塞ぐ鉄の扉をつけたのであった。何度扉を取り除くように美術館と交渉しようが、何かと理由をつけてNO繰り返し頑なに拒否され続けてたのであった。
そして今リニューアルされ明るくすっきりなったエントランスではあるが、だけに当時のごたごたがよみがえる。
地元新聞もそこには一言も触れてない。
それを知る記者がいなくなったということばかりではない、何か歯がゆい。
佐賀の文化って一体、発展向上しているのかと・・振り出しの心境。
それが原動力にもなってると慰め合ったところでどうにもならない。
元々その上に立って今までやってきた、これからも・・。
ところであの扉はどうなった?鉄くずとして処理されたのか・・。
あの扉をモニュメントとして公園などに設置すれば立派にオブジェにもなったろうに。♪後のま~つ~り~・・よ~♪
県民にとってよりよく、発表者にとってもより使いやすい美術館であって欲しいものである。