服部大次郎の日々雑感2024⇦2006

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風神

<風神>堀江神社のそばから引っ越してきてから、ここで遊んで、ずっとここに棲んでる。お宮は子供の遊び場、たまり場、芋の子を洗うようにガキが群れていた。今、そのお宮の天井の絵馬を描いてる。3枚描いた。厚み0,5mm、43cm×43cmの合板。後57枚。 こ…

背と腹

空港、駅、港。出会いと別れの場所にもなれば、希望に満ちた旅立ちの場所にもなる。背と腹、手の甲と掌。絶望と希望の関係。 孫が「新幹線で宇宙に行く」という絵を描いてた。 きっと行けるよ!

内視鏡カメラorギロチン

映画圏・「ミクロの決死圏(1966年)」。手術不可能な脳内出血患者を救うため、人間をミクロ化し、体内に送り込んで内側から治療する。持ち時間はキッカリ60分……。5人が乗った潜水艇が人体内部の脳への旅に出るという、まだCGも何もないころの手作りの特撮が…

誰もが長距離ランナー

二階の窓から公園を走るランナーを見たA・シリトーは 机の上にあった紙片に The Loneliness of the Long Distance Runnerと書き記した。 長距離ランナーの孤独。 佐賀 森林公園 パリ ルくサンブール公園

しとしとと雨。気温が下がれば雪にもなるだろうが、そんな気配はない。音もなく小さな雨が降っている。自然の恵みを受け麦もひっそりと伸び、もう土壌が見えないくらいに一面緑。春の予感もするけれど、これから雪野原にもなるだろう。

ツチノコ

<ツチノコ>後であれはツチノコではなかったか?と思った。 墓場で遊んでいて塀から川を覗いていた。たき火の後の燃えカスのように炭化した丸太があって、それが動いたのである。赤い小さな目のようなものもあった。くねるわけでもなく丸太のままずるずると…

雪が降る

昨日も今日も昼間視界が塞がるくらいに大きな雪が降った。 どうせ降るなら積もってくれればいいのに。今日は小学校などほとんど休校になっていた。暮れと新年に佐賀でも振ってくれる雪。雪が降るだけでも美しくありがとう。雪道は十分に注意しましょう。

大豆畑

人間、先のことは判らない。一寸先が闇だろうと、だから一生懸命くだらないと思えることでもやっておかないといけない。そうなるとくだらないことなどありえない。ランク付け自体がおかしい。しかし、現実はすべてのジャンルにランクがあり、人はまたそれを…

山のお地蔵様

神埼背振の眼鏡橋の地蔵様3体。右はたくさん手が伸びているので千手漢音様。地域の人たちだろう。お供えを上げ、周りを清掃してある。どこにでもありそうなお地蔵さんだが、眼鏡橋の滝の横にあるだけに何かが違う感じがする。なんだろう??

モネおじさん

モネの「朝の習作」。 モネは厚塗りである。キャンバスの上で色を混ぜるように描いてる。顔料そのものを色として楽しんでいるようにも見える。 ややこしいこと考えず贅沢に色をなすくりつける。琳派か長谷川等伯である。 相手は厚塗りの油彩画。クレヨンを画…

野菜畑

引退して畑を始めた友達が3人いる。 それぞれに色んな意味でたのしそうである。 そうでなくば続かないよね。

遥かなる影

遥かなる影・(They Long to be) Close to you と言えばカーペンターズ。曲はB・バカラック。金立山に雲が影を映す。山の凹凸にスローな影が流れる。影と影の間に山の緑見ゆ。そんなこと シラサギはとっくに知っているのか!ひたすら音を消し小魚を狙うクリー…

雲帯

昭和31年、1956年。 お宮の境内でガキたちが群れて遊んでいる。その中の一人であるボクは飛行機雲を見つけ「空を見ろ」と叫ぶ。遊びを止めガキたちはそろって空を見上げる。スーパーマンでも見るように飛行機雲を追った。あの感覚は今でも全く変わらない。夢…

図書館

佐賀市立図書館の郷土コーナーである調べ物をしようと行ってみたが(司書さんにも尋ねたが)、その文書はなかった。 数十年前に見た資料とは新聞の切り抜きみたいのをスクラップにしたものであったが、そのような有効な資料はなく本や雑誌になったものばかり…

みかん

以前はミカンが絶え間なくあったような気がする。 ほっといて痛んできたミカンは庭の木に刺した。メジロが来た。 ミカンもあまり食べなくなった。メジロも来ない。 お呼ばれした時の残った弁当を土産に持ち帰るときの包むための青と赤の風呂敷みたいなビニー…

どっこい生きてる

この家の右は地区の公民館、左隣にコンビニがある。 ブリキで覆われたような昭和30年ごろの家のようです。 コンビニの場所に佐賀市ではよく知られたGスタンドがあった。 周辺はすべて新しく変わってしまっているけど、埋もれることなく「俺を忘れんな・・」…

Hope

<願い>穏やかな海。沖縄にもハワイにも見える。 この場において地震や津波へとイメージが膨らむこともない。 海と言う海はすべてつながっている。 海を見て「行ってみたいなよその国・・」素敵なイメージだが、現代ではそのような子供も大人もいないだろう…

ここはどこ 見たことあるような

県の視察で今回は佐賀市内の某所本館をスケッチ。 車で表の通りからちらりとこの建物を目にすることはしばしばだが、初めて(憧れの会社に)門より中に入った。ボクの記憶では、当時佐賀で一番最初にテレビが入った会社であり、小学生がテレビなるものを見学…

ピカソ 女性の胸像 1907年

ピカソ。女性の胸像。1907年。 ピカソが現れてからというもの人の顔の見方も変わったのかも知れない。日本ならばお面であろう、日本じゃなくてもお面だけど、限りなく人間に近い表れと言うことなのかも知れない。 画家でもあり20世紀に変化と革新を投げかけ…

<鳥たちのトポス(場所)>

<鳥たちのトポス(場所)> 2023年11:40.今年も終わろうとしている。今日が明日になり明日が今日になる。ここに来て風邪を引いたようだが、まあ、大人しい正月もイイだろう。 渡り鳥たちは、はるばると寒い空や海を越えてやって来る。どう考えてもわから…

木漏れ日

<街とその不確かな壁>子供の遊びに影踏みというのがあった。どこかで影と自分とを別々に感じている。村上春樹さんの「街とその不確かな壁」もそんなところとではないかと思ったり。「街とその不確かな壁」という非常現代的なタイトルに「壁」遮断の概念も…

空港 Air Port

飛行機。全てが鉄でできている。 船もまた鉄です。 鉄が空に浮かんだり、海に浮かんだり。 地球も太陽も浮かんでいるのかな! 心が沈んでも、「陽はまた昇る」と言います。

額に入った花

<額に入った花を見る デイビッド・ホックニー>86歳。 日常の事象にウイットやユーモアがセンス良く垣間見える。 日常を絶えず工作するような永遠の少年みたいな人。挑戦という言葉も古いのかも!ホックニーさんはただ何か新しいものを見つけるように前進…

サギ

とっくに冬になったようだけど、冬という気がしない。 なんとなく暖かいからだろう。 スーパーでは軽快にジングルベルが流れており、少しクリスマス気分になる。子供のころ商店街には大きなサンタクロースが飾ってあり買い物客でごった返していた。 それでも…

暮れのCM

広告センタのSさんが暮れの大坪製菓CM用の絵を取りに来られた。年Ⅰだが、もうどれくらい続いているのだろうか? 暮れにはまだ早い。ぎりぎりまで仕事が続く。無理な時は持ち越せばイイ、気楽さが肝心。 川の流れのように着実に時は刻まれる。時には荒れ狂う…

山の蕎麦屋さん

<障子から> 「遊山」。仁比山と広滝の中間辺りにある蕎麦屋さん。城原川沿いの丘にある。天井の高い和風木造の家。 分厚い松の長いテーブルが入口から奥まで続き、開かれた障子戸からはその時々の季節が見え、景色と一体となるような蕎麦の美味しさがある。…

モネの習作

モネの「朝の習作」。 モネの睡蓮は色んな美術館で目にするが、さしたる興味はなかったけれど、画集で見ると好きになってくるからおかしい。 多分、模写みたいなことをしているからだろうが、絵柄だけじゃないものが見えたり感じたりするからだろう。初心者…

西洋美術館

西洋美術館のキュピズム展ピカソ、ブラックに入る。面白い展覧会ではなかったので、常設展へ。 ☆ロダンの彫刻の部屋から見える美術館のレストラン。 ここからはこれで二度目。監視の女性がスケッチに入らないようにその場から離れた。と気の利く監視員さんば…

山のギャラリー

煉瓦造りの山里の”ギャラリーせせらぎ”。 11月にここで障害施設の人たちや個人で絵や物作りをしてる人たち30人ぐらいと展覧会をした。その昔はこの村の役場の書庫だったようだ。そして別棟では管理人さん夫婦が週4回蕎麦屋を開いてる。村おこしが盛んだっ…

橋の下

橋の下から拾われてきたなどの話は、子供心には残酷かつ立つ瀬もない果てしなく悲しいだけの想像の映像であった。 この絵のような立派な橋の下もなかろうが、パリノートルダム横のセーヌの橋の下でさえ小便臭かった。臭いも恐ろしさへの要因にはなるんだろう…