服部大次郎の日々雑感2024⇦2006

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佐賀城下南堀端

佐賀県立美術館では色んな展覧会が花盛りであるが、帰りに天気はイイし美術館の裏の南堀を見たくなった。一面、枯れ蓮のお堀にどんこ舟が係留してあった。 一時はカメが増え蓮が全滅するという事態もあったが、地域の人たちによって蓮は再生され、どんこ舟が…

東北大震災  その3

<東北大震災 その3> 陸図ん高田市。市役所が解体されてた。米沢商会さんのビルは震災を忘れないためにも残されるようである。戦争、自然災害でそこにあった街が無残猪破壊され焼け野原と化す。自然は自力で再生しようと時間を惜しまないが、人々の心を現実…

東北大震災 その2

<東北大震災 その2> 福島からバスで仙台へ入る。2月の真冬である。途中吹雪でバスも困難を極めた。 12年前のことだが、どこに止まったかなど思い出せない。やはりなんでも、特にどうでもいいことを絵に描いておくべきのようだ。港町ブルースでおなじみの…

東北大震災 その1

<東北大震災 その1> あれから14年が経つ。2011年3月11日午後2時4646分ごろ地震が起きる。テレビでは津波のシーンが次々と入ってくる。夢か幻にしか見えない映像に頭が混乱する。確実に時は過ぎ、その2年後に被災地を訪れた。気仙沼から陸前高田をタクシー…

麦畑の向こう

<麦畑の向こうに> 完璧という概念は時間という枠の中での出来事のようである。言ってしまえば全てがそうなんであるが、ふと思うことは思考を元気づかせる通路みたいなものだ。田んぼの麦も雪が降ろうと雨が降ろうと確実に伸びている。もう土の部分が完全に…

SAGA アリーナ

<SAGアリーナ>昔、電車の窓から目に入ったのはダンス教室の美人の先生ではなく、埼玉の巨大なアリーナであった。アリーナという言葉さえ初耳のころ。現在では各県に1つという勢いである。☆バルーナーズを時々見に行く。音響、照明、座席、トイレ、入場スム…

雨の片田江

<片田江 水ケ江>雨が降る日が増えてきた。その度に暖かくなるようだ。大崎と戸上電機を結ぶ南北に走る道路と東西に走る34号線がクロスする交差点を普通、片田江と呼ぶ。かつては4方向の四角の歩道橋が架かっていたが、平成11年1999年(平成11年1月)に…

西洋美術館-2

<西洋美術館> Rodinアダム1881年 地獄門の左にアダム、右にエヴァ。 誰でも自由に見れる。特に海外の観光客が喜んでる様子。 彫刻というが塑像と言うべきだろう。粘土で作ったものがブロンズとなって 粘土以上の迫力を見せる。自然なものが醸し出す美しさ…

西洋美術館

<西洋美術館> ☆上京した時、一度は上野の西洋美術館へ行っているようだ。表の広場に置いてあるロダンやブールデルの彫刻作品をスケッチする。☆館内で絵画作品を見ることもあるが、鑑賞者を見張ったような女性監視員の視線、態度が世界的に見てもズレてるし…

角野隼斗その3

<角野隼斗その3> 翔平さんも結婚したそうで、幸せに打ちまくってください。 昔々、奥さんのピアノで目覚めたいと言ってた某作家さん、ピアニストと結婚。今も奥さんのピアノ聞いてるのかな。

コンサートその2

<角野隼斗コンサート その2> 何かをやりだすと、周辺の諸々のことなど消えるが、どこかでは全然別の次元のことを思い出したり、先を急いだりしている。夢ではないのに夢のように時間がぐるぐると過ぎる。窓ガラスに体当たりするアブやハエも見なくなった。

角野隼斗コンサート

3台のピアノと卓上ピアノ、ピアニカを巧みに操り、長調だけを組み合わせた曲を演奏する。現代、ジャズ、路上、子供お稽古が猛スピードで通り過ぎてはまた現れるといったICマシンガン奏法。 奏者はピアノと言うより鍵盤そのものの魅力に取りつかれたような人…

自然と人

<自然と人> しばらく訪れていないと忘れられた場所のようにさびしく見えることがある。また寒いということが人を川辺から遠ざけるということもある。自然が持つ不動の力には人間の感情など同調の余地なしなのか!好きな場所はいつまでもそうであって欲しい…

水清き酒造

小城岩蔵天山神社の前に天山酒造がある。 いろんな酒造蔵にはいったことはあるが、ここ天山酒造に入るのは初めて。 お店の女性が内部を案内してくださった。昔の木の樽がたくさん保存されていた。

モネ:草上の昼食

<モネ:草上の昼食> ドレスアップした紳士淑女が森の中で昼食をとる。西欧のことだからあるんだろうが、どうも日本人としなくても何かおかしいと感じる人もい少なくはないだろう。 画家マネはまた昼食のグループに裸の女性を登場させている。絵にはどうに…

クリークと麦畑

新緑の麦畑。麦畑を割くように枯れたクリークが東西に走る。 JA のカントリーを左に進行すると直ぐに空港という位置。

重なり合う影-紙の要らない絵画

<重なり合う影-紙の要らない絵画> 海や空を背景に、漁船が一つの塊として見える。というのも強固な要塞のようである。とても残骸等には見えない。大小の突起物は勢いよく空を衝きゴシック建築のごときである。 もし遠近法が逆に、借景が最前面に来るとなれ…

窓の概念・空間のかたち

<窓の概念・空間のかたち>絵はどんなにだって描けるし、どんなに描いてもイイ、基本的には約束事などない。7万年前のクロマニヨン人がラスコーなどの洞窟に描いた頃と現代の人々が描きたいと思う衝動とは変わらないと思う。人の生きる環境と精神は今も尚…

窓の概念・空間のかたち

<窓の概念・空間のかたち>絵はどんなにだって描けるし、どんなに描いてもイイ、基本的には約束事などない。7万年前のクロマニヨン人がラスコーなどの洞窟に描いた頃と現代の人々が描きたいと思う衝動とは変わらないと思う。人の生きる環境と精神は今も尚…

南川副のカントリー

季節は巡る。自然のエネルギーを吸収し蓄え、自然も生命もじわじわと次の季節へ向かって変化して行く。人にとっては耐え忍ぶ修練のハードな時間も宇宙的には一瞬のごとくである。連続性の中に間があるということがいろんな意味で多様な感性を育むのだろう。

蟻の目

水田にも地面にも山にも空にも空港にも家の庭にも空が映る。 見える人には見え、見えない人には見えない。 目が見えない人にはどんな景色が見えているのだろうか! 蟻の目には?渡り鳥の目には?植物の目には! カメラを通した目もあるけど、すべて人の目の…

アウラ

<アウラ> 麦がもう20㎝ぐらい伸びている。天気がよければ、ローラーを着けた耕運機の麦踏みである。大きなトラクターは畝のコンバインである。水田の稲作とはがらりと異なる作業である。それらを遠くからでも眺められるっていうのは幸せなことである。 ※こ…

新田大橋

曇りのような日。大川の新田大橋。 やはり天気の日がイイけれど、冬場は晴れの日は少ない。 地球上どこにでも人はいて住み暮らしている。 自然は美しくもあり時に牙をむくような性格を露にする。 逆らわず適度な距離は人も自然も必要、そう教えてくれるのは …

座像観音

<三十三間堂中央の座像観音>三十三間堂、幅約120mの堂内には、1001体の千手観音立像や風神、雷神など10023体の仏像が置かれている。ミクロ的視点で見れば、世界遺産や西欧の大教会どころではない数と空間ではないかと思えてくる。マネたりアートを探求し…

雷神・ゴロ神さん

<三十三間堂の雷神>雷様。ゴロ神さんである。 太鼓をたたきまくり、稲妻を発生させる。 また「へそを取られる」とよ言ったもんだ。 雷さんはへそを塩漬けにして・・と落語かなんかにあったような!?! 宇宙や自然界、森羅万象の生と死の間に存在する神々…

風神

<風神>堀江神社のそばから引っ越してきてから、ここで遊んで、ずっとここに棲んでる。お宮は子供の遊び場、たまり場、芋の子を洗うようにガキが群れていた。今、そのお宮の天井の絵馬を描いてる。3枚描いた。厚み0,5mm、43cm×43cmの合板。後57枚。 こ…

背と腹

空港、駅、港。出会いと別れの場所にもなれば、希望に満ちた旅立ちの場所にもなる。背と腹、手の甲と掌。絶望と希望の関係。 孫が「新幹線で宇宙に行く」という絵を描いてた。 きっと行けるよ!

内視鏡カメラorギロチン

映画圏・「ミクロの決死圏(1966年)」。手術不可能な脳内出血患者を救うため、人間をミクロ化し、体内に送り込んで内側から治療する。持ち時間はキッカリ60分……。5人が乗った潜水艇が人体内部の脳への旅に出るという、まだCGも何もないころの手作りの特撮が…

誰もが長距離ランナー

二階の窓から公園を走るランナーを見たA・シリトーは 机の上にあった紙片に The Loneliness of the Long Distance Runnerと書き記した。 長距離ランナーの孤独。 佐賀 森林公園 パリ ルくサンブール公園

しとしとと雨。気温が下がれば雪にもなるだろうが、そんな気配はない。音もなく小さな雨が降っている。自然の恵みを受け麦もひっそりと伸び、もう土壌が見えないくらいに一面緑。春の予感もするけれど、これから雪野原にもなるだろう。