服部大次郎の日々雑感2024⇦2006

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活字の触覚

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自然の風景はイイものですが、くり返し見ていると、”全く変わり映えしない”とおもうこともある。 別のものを見た方がイイのか、場所を代えるべきかとかおもう。 芸術、読書の秋と昔から誰が言ったのか、言う。 しかし、美術館に足を運ぶと言うのも、季節感である訳で、それでもなく、何かないかい、子猫ちゃんと言うところである。 ふと、手にした本なんかが、よかったりすることもある。 物よりも活字と言う形なきイメージ ブツが目に見えるものより、より具体的なモノであったりする。 過去の書物が有効なのも、そこに問題の本質が起因しているからだろうが、 ボクの年代では、生き生きとしていたある時間に固執するあまり、同調と肯定の癒しボケを生む。 若い世代の考え、発言がイイ。能書きじゃなく、きちんと考えを言葉(活字)にできる人たち。 若い人が新鮮なのは自明だが、古い時代の理想、本質を乗り越えて、未来を捉えている。若い世代に発見がある。 おもしろい(イイ)本にめったにお会いできないが、そんな時はイイ。 本も身を助ける。