服部大次郎の日々雑感2024⇦2006

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彫刻集団・佐賀21回展

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彫刻集団・佐賀21回展」県美術館。出品者14人の具象塑像25点がフロアーに林立する。佐賀大を昨年退官された成富宏さんがいらした。地元の彫刻界やこの会のリーダー的存在でもいらっしゃるが、いつ会っても「いやぁ~」と照れた表情をされるのが、はぐらかされるようでニクイ。成冨さんや古賀義治さんの重臣に混じってひときは目を惹いたのが、光山照行さんの「かっくんちゃん」の全身像である。かつて、何かの展覧会に発表したものだとおもわれるが、ボクにはお初である。保存状態がよくなかったのであろう、肩や腹部が割れ破損して空洞の内部が見える。それがかえって風化した年月を感じさせ味付けにもなっており、仁王のような迫力で立っていた。最近の光山さんは、テーマを同郷の「かくっちゃん」に置いた舞踏、音楽のパフォーマンスに向っているようだが、立体作品も見せて貰いたいものだ。