服部大次郎の日々雑感2024⇦2006

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ラーメン勝負

空気は乾燥し日差しの強い秋のはお天気。腹も減り、ラーメンが食べたくなった。食べたくなった時は鍋島のラーメン屋まででかける。夕方の5時とあって、他に客はいない。白衣を着たおやじさんと前掛けしたおばさんが湯気の立つ厨房で客を待ってた。以前、おやじさんと口を利いてから、行きたくなくなっていた。下手に口など利いて接点を作らない方がよい。通いつらくなるものだ。おやじも寡黙、客も寡黙の基本から外れない方がいい。本日は、互いに初対面のように寡黙を貫き、カウンター越しに、作る人と食べる人の真剣勝負。おかみさんがカウンターごしに金皿に乗せたラーメンを手渡す。黄白色のスープにチャーシュウ3枚、海苔、ネギが浮かぶ。まずはスープをすすり、ズズズー、ズズズーと麺とスープを交互にやる。最後は、れんげも使わず、残りのスープを頭をのけぞらし、器ごと空にして、おもむろに立ち上がり530円を払う。軽快に「ごっそうさん」。バリトンのおやじが「ありがとうございました」外は夕焼け。うーん、おいしかった。