服部大次郎の日々雑感2024⇦2006

tomatotiger8.sakura.ne.jp

姫路城

イメージ 1
イメージ 2姫路駅北口から並木通り正面彼方に姫路城が見える。
バスにて姫路城まで・・。
これがあの白鷺城か。
はじめてゴッホの本物の絵を見た時の心境に似ている。
天気もイイし、この季節観光客が多い。
道路も広けりゃ公園も広大だ。
公園の裏に回ると煉瓦造りの市立美術館があった。
帝国陸軍姫路第十師団の兵器庫・被服庫を再利用したものでレトロな景観がどこかロンドン。
「ベルギー美術の変貌」が開催中でポール・デルボーの作品がメインとあって入館する。
女性学芸員が入館者に作品一点一点を丁寧に解説していた。
デルヴォーの作品はリトグラフが多く、油彩画は少なく、もの足りなかったが、新所蔵作品コーナーに(故)杢田たけおさんの木片作品があったのには驚いた。姫路豊岡の出身だったのだ。
佐賀にも晩年よく来られ、個展されてた。黒縁トンボめがねのおもしろいおっちゃんだった。井手誠一さんのアトリエで馬年の馬を色紙100枚に「これも商売・・」と墨一色で大量生産されてたのをおもいだす。
公園裏からの逆光気味の姫路城がイイ。
苔むした石垣の割り堀には木々の紅葉が浮かび、鳥歌い、樹木の間から空高く本丸がそびえる。
観光客も裏側まで来ればいいものを・・、土地の人たちが陽のあたるベンチで読書している。
犬を抱いたおじさんが、崖下のガチョウにパン屑を放る。ガーガーとガチョウが斜面を上り催促する。野良猫もおこぼれをもらおうと茂みの中から集まってくる。
そばには動物園も・・、播磨姫路も城でもつ・・か。