服部大次郎の日々雑感2024⇦2006

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フレンチ・ウインドウ展

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六本木ヒルズ、森タワー56階、森美術館では「フレンチ・ウインドウ展 デュシャンにみるフランス現代美術の最前線」。
入口からしてこの展覧会のためにフランス国旗風につくりかえてあり、わくわくする。
最初の部屋にデュシャンのフレッシュ・ウインドウやレディメイド・便器などが置かれている。
何十年ぶりの友に会うような新鮮かつ崇高なパワーである。
続いて想像力豊かなフランスの40代の作家たちの表現、作品であるが、デュシャンほどに観念的哲学的ではなく、今日的に判るし、おもしろい。
共鳴共感の
現代アートである。
古典的名画の”よさ”とは一線を画する”自由さ”には心躍り、戦闘モードになる。
ひらめきやアイディアもただ温存していてはなにもならない。人間が考えることにほとんど差はない。似たようなことを考え思いつくのである。
実践するか、ねまるかである。
大枚はたいてでもやらねばならないことは、多い。
分かれ目はそこだ。
それこそ同館で同時に開催されていた若い(31歳)田口行弘氏のプロジェクトは称賛ものである。伸び伸びおもいっきりやってる。