服部大次郎の日々雑感2024⇦2006

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2023-01-01から1年間の記事一覧

黄金の田んぼに天山

世界遺産でもある中国新疆ウイグル自治区にある天山山脈。 佐賀県小城市にも天山がある。1.046.2Mと高くもなく、太良岳に次ぐ県内2番目の山である。普通の山である。上中下も松竹梅もない、いやそんなもの寄せ付けない、無縁、唯我独尊。在るようでいつも有…

まだ見ぬ街

鹿島市の塩田川にかかる長崎本線の鉄橋が見える。その向こうの山のふもとに町らしき景色が見える。どこの町だろう?とよその地形は全くわからなくなる。これぐらい知っておかなければならないことなのだけど、自分の町の周辺にしても知ってはいない。 知るっ…

かささぎ

9月某日。長崎本線の見える鹿島井手。線路下の空き地は草茫々に彼岸花ぽつりぽつり。踏切がカンコンカンコン。上り下りが意外と多い。 有明海沿岸を走る長さ自本線。 「白いカモメ」が来たと思うが、西九州新幹線が出来たあたりから名前が変わって「かささ…

アウラ

稲刈前。天山は低い雲に隠れていた。とは言っても一日中ってこともない。自然は刻々と変化する。舞台に例えればドラマであり、それも無限のドラマでもある。無限であることは逆に淡々とした日常を呼ぶ。自然に意味を求めなくても、向こうから言葉を発してい…

鉄塔とゴジラと関の弥太郎

涼しくなったとは言え、時間だけが過ぎて行く。 焦る気持ちもないわけjじゃないが、そんなこと忘れて寝れば、 明日になる。そうやって人は時間を修正してきた。明日は明日。 長谷川伸の「関の弥太郎」は5回も映画化されている。五度目の中村錦之助(萬屋錦…

ラスコーの空間

昨日は佐賀市の通仙亭で「人は何を描いてきたのか」ということで1万7000年前のラスコーから一気に現代絵画まで・バンクシーまでを映画4作を絡め文学、言葉、E=MC2 平面か他次元へ 空間をひらりひらりとフロイトにおけるダヴィンチの夢判断的幼児体験かと思…

川の流れ

個展も終わり、ツクツクホウシの声と一緒に夏も過ぎて行ました。野菜ジュースを飲み干して、ミニトマト一個。 大量生産、大量消費はジャンクBOX。公民権運動はキング牧師。 時の流れは川化も知れない。私はカタツムリ。私は機械になりたいと誰かがいった。 ☆…

水と田んぼのOdyssey

個展のご案内です。9月5日より村岡屋ギャラリーで絵画展をします。皆様ご来場ください。 服部大次郎絵画展2023´http://www.tomatotiger8.sakura.ne.jp/

風景・Landscape

梅雨が明けたころ。 田んぼと空の間を福岡へ向かうハウステンボス号。 見慣れた風景も見飽きるほどにには見ていない。 見飽きる大自然の風景というのもあるわけない。 SM

杖立川

久しぶりの杖立である。温泉街のはずれの渓谷の広場で温泉の蒸気を使って温泉卵を作る。15分。背後の杖立川の対岸に廃屋となったホテルが山の勾配にへばりつくようにつん立っている。栄枯盛衰の中世を見ているようでもある。大自然の中の人工物は幾度とな…

モネの「睡蓮 朝」その4と完成作品

Tクリニックで描いたモネの「睡蓮 朝 習作」の4枚目。 4枚つないで1面が完成。 次回からはオランジュリー美術館対面の「睡蓮」を描く予定です。

エリック・サティの世界

PCのファイルから転げ落ちてきた15年ぐらい前のデータ。 吉富久美子さんが弾かれるエリック・サティのピアノ曲の一つ。 ヨットの誌をイメージした曲と思うけど。6点描いたのかな。 ペン画 F4 アルシュにインク アルシュ紙にインク F4

昔 お堀の花火大会

60年以上前、あの頃へ。、佐賀市のお堀の花火大会。 現在は「栄の国夏祭り」として花火大会も人気。 およそ30分だけど消防的には危険なんだろが、街中での花火大会は珍しい。またそばで見られるだけにその迫力と感動は、あちこちと比べても、大規模花火…

モネの続き「睡蓮 朝」 その2

クーラーの効いた部屋でみなさん、自分の世界をそれぞれに展開され、 アッという間の1時間。 ボクはモネの続き。「睡蓮 朝」の4分の2を描きました。まだまだ続きます。 4の2 1と2を結合

行水とてんかふん

ビニールプールで友だちと遊ぶ孫の写メが届いた。 僕らのころはプールもないし、川へも行けない。 そこで、たらいでの行水や水風呂となった。 朝顔、ひまわり、トマトにキュウリ。 てんか粉というパウダーを体にはたきつけてもらって、 スイカを食べた。

戸ケ里幻影ボーダーライン

メタリックに見える時もある。メタルとくれば、車、飛行機、エレキギターが浮ぶ。エンジン音、ジェット音、電気音。 うん、けれど、黒鉄(くろがね)の機関車がここ戸ケ里には似合う。メタルとはちょこっと違ういぶし銀とでも言おうか!ここは干拓、漁師の海…

乾友妃子(AS)さん

<乾友妃子(AS)さん> 世界水泳福岡のチケットあるからと、娘のS子さんに誘われて博多へ。タクシーでマリンメッセへ。運転手さんは「タクシーも公共交通ですよ、」と行政の交通アクセスに対する配慮のなさを喋りまくる。うんうん渋滞もなく、ホントにお客…

モネのオランジェリー美術館

☆風にも雨にも逆らわず、風になり雨になり、嵐にもなすがまま、折れ倒れても復活する柳。まるで〇〇のようだ。 ☆Tクリニックにて、今日もモネの画集を開く。パリ、オランジェリー美術館にあるモネの大作・一連の”睡蓮”の作品があるが、その習作の柳を配した…

明るい暗い

<明るい暗い> 日暮里の狭く汚いアパート。同窓の島ノ江檀が半ば家出同然でここに棲んで、印刷屋の活版組を辞め、その時は上野の映画館のフィルム運びを自転車でやってた。彼の隣りに鞄職人の中さんがいた。ミシン一つで皮革を縫い合わせ西部デパート用の女…

梅雨明けの声

<梅雨明けの声>雨やんで外へ出たら、塀の上で雨に打たれたチーチー(ニイニイゼミ)が死んでいた。最近は鳴き声も数日で姿も見なくなった。子供のころはチーチーばかりだった。クマゼミ、アブラゼミは子供には難しかった。今はクマゼミを誰も捕らないから…

田園走馬灯

☆幼少のころ、神野に住んでいた。馬車馬とは別に多布施川で足を冷やす馬を見たことがある。競馬場もあり幽かに競馬を見ている自分が見える。沈みゆく夕陽の中、堀(クリーク)の中へ胸まで入っていく.線虫に操られるカマキリのように!恐怖も何もない。遠く…

磁場展始まる

磁場展始まりました。7月9日(土)まで佐賀県立美術館3号展示室。川本達也、塚本猪一郎、陣内敦、西村雅光、中尾和紀、服部大次郎、武藤三男、宮﨑大治郎、山﨑正之、山田直行。10人。 塚本さん、宮﨑さんは不在です

トゥルーヴィルの海辺 (海水医療ブーム)

モネ「トゥルーヴィルの海辺」1870年。 知る人は知っている。ノルマンディーにある小さな町。 モネ少年はお金持ちの観光客あいてに似顔絵を描いていた。 ブータンの勧めで油絵をはじめる。そのころの作品かどうかはしらないが、海辺でくつろぐドレスアップし…

第43回磁場展2023

<43th磁場展2023> 来週より磁場展。 やっと、取り掛かったけどぶっつけ本番か! 観覧者が手で触ってもいい作品。4m×4mになりそう。 よろしく。 段ボール フィギア制作中

清河への道

♪どこまでもつづく長い道 はるかむこうに山がある 父親も昔この道を 歩いてきたかと思ったら 心がだんだん熱くなる~♪ と新井英一さんを口ずさむんだけど、嘉瀬川の土手にぶち当たる。ここは東与賀本庄江。土手の向こうは小城、多久、太良、唐津、壱岐、対馬…

自然薯!?

描いてしまって、里芋?自然薯!と思ってしまった。 中原町の「風の館」等施設がある裏にまわると小川がある。 夜には蛍でも飛んでよさそうな小川である。川はただ大地を削って下へ下へと流れている?と思って、いやひょっとしたら意志を持って動いているの…

今日はあの日

中原町の風の館へ「サギン絵画部展」を見に行った。 絵が好きな人たちって意外と多いんだ。一生懸命の様々な作品から楽しさも伝わってくる。故 井手誠一さんの「能登の荒海』と佐銀時代の井手さんの写真も飾られていた。 風の館を出て広い施設の裏側に回って…

川と雨のオデッセイ

ハガキ二枚ぐらいの大きさ。これをSM(サムホール)という。 ☆岩から砕け散る水!SMに描いてみてそう思える。 なんとなくではなく、表情が理由なく人間的魅力なのである。 これをアニミズムと言うんだろうか。 ☆パリも雨。傘を差し公園のベンチに座る人。向…

花より団子?

いつの間にか、真っ直ぐな水路のようなクリーク(堀・ほい)になった。と同時に田んぼも京都のような碁盤状になっていく。 イイ、ワルイではなく現在の形もワルくはなく好きだ。 かつて、ヨーロッパの公園が「佐賀の田んぼだ!」と思えたことがあり、今正に…

散文誌 隣り村5号 出ました

隣り村5号が出ました。 ゆめタウン佐賀の紀伊国屋にて販売中。 表紙だけとは言えボクも文章を書かれる作家さんたちと一緒にやってるつもりで楽しいです。 直には元締めの八田千恵子さん、表紙の裏にを書いてもらってる筒井ガンコ堂こと筒井泰彦さんに感謝で…